In 仕事中。(オイコラ)
元々決まった仕事が無い部署な上に、直属の上司が海外の方へ飛んでしまったので、直接お願い(命令ではなくお願い/笑)をしてくる人が居ないんですね。
いや、多少は『どうにかして!』って電話かかってきますけど。上司の依頼ほど面倒なものは稀ですし。
だもんで、ここぞとばかりにやりたいことをまったりやってる駄目社会人です。
なのになんで帰りが普段より一、二時間ほど遅いのか。・・・謎だ。(笑)
さて、何気に楽しみにしてくれてる方がいらっしゃるようで。(笑)
なんちゃってハロウィン続きです~!
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「オミ!オミ・・・!どこだ!?」
小枝を折った後のセフィリオが立つ森の中は、今までの記憶には無い場所だった。
歩き回って居る場所すら、誰かに見せられていた幻だったというのだろうか。
だったら、何故一晩も歩き回る二人を放置したのか。
今まで、飛ばされてから今の今まで。セフィリオはオミの傍を離れなかった。
夜は冷える森の中だ。嫌がるオミを無理矢理に黙らせて腕に抱き込んで目を閉じた。
眠りはしなかったが、目を閉じているだけでも身体は休まるものだ。腕の中のオミは少し気が抜けたのか眠っていたが、明朝には起こして歩き始めた。
歩く速度の違いで多少身体は離れても、腕を伸ばせば届く範囲で歩き続けた。
「・・・待っていた?」
セフィリオとオミが、離れる瞬間を。
思い出すのは昨夜の屋敷の中だ。何か得体の知れない闇に包まれたあの時、闇は意思を持ってオミを包み込もうとした。
狙いは決まっていたのだ。初めから。
「ただ、オミを狙っていた・・・?」
この現状に追い込まれてしまえば、オミを連れ去った相手が誰なのかは目を閉じていてさえわかる。
屋敷に住むシュニーという少年。彼しかいないだろう。
彼の正体が何であれ、どういった紋章や力が作用しているとはいえ、実際セフィリオにとってそんなことはどうでもいい。
オミを気に入り、傍へ置きたがり、挙句寝室へ引きずり込もうとした暴挙は一発程度殴った程度じゃ収まらない。
そして、この顛末。気を抜いた自分自身も許せないが、自分の元からオミを連れ去ろうなど、よくもまあやってくれた。
「・・・調子に乗り過ぎたこと、後悔させてあげないとね」
幻の森が消えたそこは、セフィリオにとって抜けることなどたやすい小さな森だ。
夜空に浮かぶ星を目印に走り抜ければ、見覚えのある屋根が木々の間から顔を覗かせる。
「セフィリオ!」
「無事だったか。まぁ、お前のことだ。心配はしなかったが・・・オミはどうした」
屋敷の前には、消えた二人の捜索を続けていたのかフリックとビクトールの姿があった。
森を抜けて姿を見せたセフィリオの後に、オミも居るものと思っていたのだろう。
「一緒に消えたから逆に安心していたんだがな。同じ場所に飛ばされたんじゃなかったのか?」
「いや・・・一緒にいたよ。つい、ほんの少し前まではね」
「・・・で、何処に?一体、あの後何があったって言うんだ?」
「それは・・・詳しいことは分からないけれど。・・・人間じゃなさそうだ。いや、『元』人間なのかも知れないけどね」
「は?お前なぁ、俺たちにも意味がわかるように話してくれ」
「飛ばされたのは、オミを飲み込もうとした力に反発したこの紋章のせいだろう。真の紋章・・・ましてやコレに対抗するなんて人間の扱える力じゃない。まして・・・」
結界の中、幻の森を見せて閉じ込め、更にセフィリオの手元から、オミを攫うなど。普通の人間が出来る技ではない。
間違いなく、今の今までオミはセフィリオの傍にいた。
離れる間際、不安そうな顔をしていたのは、何か気付いていたからなのか。今はもう分からないが、オミは何かに怯えていた。セフィリオに縋るほどに。
その手を離したのは、離させたのは間違いも無くセフィリオ自身だ。だからこそ、あの一瞬の茶化した言葉が悔やまれる。どうして、そのまま抱き締めていなかったのかと。
「・・・後悔するのは勝手だけど。助ける気がないのならそこ、邪魔だから」
>>誰か出てきましたね!(笑)行き当たりばったりで書いてるから綺麗に纏まるか不安だ(笑)
地味に続きます。
拍手レスです。(反転プリーズ)
>12月16日 23:05 「なんちゃってハロウィン~」の方v
拍手ありがとうございます!
いいご趣味で!!(笑)
オミはいじめてなんぼです!ええまさにその通りです!!愛ゆえにいじめたくなるんですよねぇv
楽しんでいただけているようで、戴いたコメントに思わずガッツポーツでした(笑)
まだこれからもオミには苦しんでいただきますので・・・(ぇ/笑)のんびり楽しんで下さると嬉しいです!
コメント、ありがとうございました~!